バックミンスター・フラー
サッカーワールド・カップ見ていたら、スタジアムが上空から写し出される映像が流れたりして、ふと、ドーム建築のことを思い出したんだよね...ドームといったら、やっぱりバックミンスター・フラーか...ということで、バックミンスター・フラーの特集です。1970年の大阪万国博覧会で、数多くのドームがつくられ、未来を予感させたようですが、そうした未来は、今どうなっているのでしょう。「宇宙船地球号」という考え方は、とても強く意識させられていますが。

左から「ダイマクション・カー」「ジオデシック・ドーム」「ダイマクション・ハウス」
リチャード・バックミンスター・フラー略歴
Richard Buckminster Fuller] (1895~1983)
建築家、数学者、哲学者、エンジニア、デザイナー・・・リチャード・バックミンスター・フラーは、現代のレオナルドダビンチといわれている。 独自の数学、物理学体系「工ネルギー/シナジー幾何学」を構築。
以後その応用として「ダイマクション・ハウス」「ダイマクション・カー」等、革命的な発明を次々に発表。しかし、商業的には失敗。1953年に発明した「ジオデシック・ドーム」によって商業的にも成功。
「ジオデシック・ドーム」は、最も軽く最も強く、最もコスト効率の良い構造(多分、当時は...)。包囲からの内部支持を必要とせず、多くのスペースをカバーすることができ、また、費用効果だけでなく構築しやすい構造となっている。1957年に、ホノルルのジオデシックドーム講堂が素早く組み立てられ、22時間後には、満員の聴衆がコンサートを楽しむことができたという。
リチャード・バックミンスター・フラーは、思想家、哲学者としても著名で、彼の発案による「宇宙船地球号」の概念は、彼のダイマクション地図(可視のひずみのない平らな表面上の大陸を最初に示した地図。地図製作法のシステムのための特許を与えられている。)を利用した「ワールド・ゲーム」のために発案された。 プレーヤーが戦略を練り、資源と人間のニーズを考慮してグローバルな問題の解決策を提案するといった、地球運営方を提案した。
活動は多岐にわたり、25の米国特許。 28冊の著書。 芸術、科学、エンジニアリングおよび人文学の47の名誉博士号。 アメリカ建築家協会のゴールドメダル、英国のゴールドメダル建築家。何百万の公開講義・インタビュー(地球を57回周移動)。ノーペル平和賞の候補になったこともある。
近年発見された究極の炭素分子構造「炭素60」にはフラーの予言した構造と同じ原理にもとずくことからこれに敬意をこめて「フラー・レーン」または「バッキー・ボール」と命名されている。

ダイマクション地図
(画像は、The Buckminster Fuller Institute から転載しています。)
リチャード・バックミンスター・フラーに関する書籍
| 宇宙船地球号操縦マニュアル ちくま学芸文庫 バックミンスター | 20世紀を代表する技術家、バックミンスター・フラ-が遺した記念碑的著作の新訳。地球を一つの宇宙船と捉える彼の刺激的な発想は、人類が直面している全地球的問題の解決に示唆をあたえ、またエコロジー・ムーヴメントやインターネット的思考を生むきっかけにもなった。「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」(マーシャル・マクルーハン)といわれているバックミンスター・フラーのメッセージは、私たちに発想の大転換を迫り、新たな思考回路の形成を強く促す。 | |
| クリティカル・パス―人類の生存戦略と未来への選択 バックミンスター | 人類が宇宙の構図の中で存続していくためには、もはや政治・宗教・経済は必要ではない。現代のレオナルド・ダ・ヴィンチが熱く語る、宇宙船「地球号」の最適化戦略構想。 | |
| テトラスクロール―少女ゴールディと3匹の熊たち R.バックミンスター・フラー (著),芹沢 高志 (翻訳) 単行本 (1994/12/01) めるくまーる社 | 天才科学者バックミンスター・フラーが、その全思想のエッセンスを童話仕立にまとめたユニークな絵本。少女ゴールディが夜空に浮かぶ3匹の熊たちに、宇宙のデザイン原理や超古代人類史 、そして地球社会への指針を語りかける。フラー直筆のドローイング21葉を収録。 | |
| バックミンスター・フラーの宇宙学校 バックミンスター | 子供は未来の贈り物。行きすぎた分化と専門化によって、今や破壊されつつある地球を救うのは彼らだ。「宇宙船地球号」の良心をはぐくむための教育とは何か。宇宙的で壮大な視点をもつバックミンスター・フラーが、いままで誰も見せてくれなかった綜合的な地球の姿を明らかにしつつ、子供たちに英知をもたらすことのできる教育の必要性を説く。私たちの意識に大きな変革を迫る画期的な教育論。 | |
| バックミンスター・フラーの世界―21世紀エコロジー・デザインへの先駆 ジェイ | 現代での利用および人々に対する啓発を目的に、バックミンスター・フラーが残した主な思想と発明と発見の一部を紹介。彼の仕事の根本にある論理性と、概念を証明するアイデアから、彼がどのように発明を育んできたかを考える。 | |
| バックミンスター・フラー デザイン・ヒーローズ マーティン ポーリー | バックミンスター・フラーは、その名を冠したヘリで運べるほどに軽いフラー・ドームで知られる伝説的な天才。一部の専門家以外にはあまり知られていない彼の業績の全貌を、一般に知られにくかった理由も含めて解り易く語った。 | |
| バックミンスター・フラーのダイマキシオンの世界 リチャード・バックミンスター・フラー (著), | バックミンスター・フラーのおびただしい量の発明と夢を写真と図で紹介した一冊。 | |
| フラーがぼくたちに話したこと FULLER’S EARTH:A Day with Bucky and tha R・J・ブレネマン(編)/芹沢高志(訳) | 大人にもわかるバックミンスター・フラー入門者。バックミンスター・フラーと3人の子供たちとのセッションをイラストや写真をふんだんに使って実録した本。フラーの「シナジェティック幾何学」とユニークなビジョンが平易に語られており、バックミンスター・フラーを理解する上での格好の入門書となっている。 | |
| YOUR PRIVATE SKY アート・デザイン・サイエンス ヨアヒム・クラウセ、クロード・リヒテンシュタイン(編) | ヨーロッパ、日本を巡回する世界的なバックミンスター・フラー展のカタログとして刊行されたこの本は、フラーの世界に対するきわめて多面的な省察を提供すると同時に、今日まで知られていなかったフラーの様々な面を明らかににしていて、フラー文献の決定版といえる一冊。 | |
| シナジェティックサーカス- バックミンスター・フラーの直観の海 芹沢高志(著) (1989/4) P3 ALTERNATIVE | 現代のレオナルド・ダ・ビンチと称される故バックミンスター・フラーの内的世界を探る総合的な解説書。数学、物理学、建築、エンジニアリング、環境デザイン、哲学、政治思想、教育、詩と、非常に幅広い分野に及ぶフラーの活動の源にある思想と時代背景がシナジー的に展開されている。巻末にフラーと親交のあったジョン・ケージへのインタビューを収録。 | |
| シナジェティックサーカス-バックミンスター・フラーの直観の海 ポストカードP3 ALTERNATIVE MUSEUM 1989年発行 15枚セット 10×14.8cm | 現代のレオナルド・ダ・ビンチと称される故バックミンスター・フラーの内的世界を探る「シナジェティック・サーカス」展に合わせて制作されたポストカード。バックミンスター・フラーが残した数多くの発明物や、その思想を物語るドローイングなど。 | |
| バックミンスター・フラー CD-ROM 英語/スペイン語・(2001)GAgallery | フォスター等7人の建築家がバックミンスター・フラーについて語り,建築とその背景にある思想を探る。図版を織り交ぜて,バックミンスター・フラー建築を解説した特性ブックレット付。フラー自身の肉声インタビューも収録。 | |
| Buckminster Fuller:Lost Interviews | バックミンスター・フラーが彼の哲学と科学によって将来を予測する。 |
リチャード・バックミンスター・フラーに関するサイト
| The Buckminster Fuller Institute | バックミンスター・フラーの公式ホームページ。ダイマキシオン等についての内容が盛り沢山。 |
| フラードームの販売 | 現在入手できるフラードームが紹介されている、エレクタ-株式会社のサイト。 |
























