ヴェルナー・パントン/パントン・チェア

ちょっとした公開スペースでよく見られる光景。デザインされた椅子に何の変哲もないテーブル。椅子はオシャレなのに、どうしてテーブルはオシャレじゃないの?
椅子をデザインしたのはヴェルナー・パントン。その時代をリードした空間を提案し、様々な試作を行っている。彼の生み出したものは斬新だが、その背景には「人類の進歩と調和」を信じたコンセプトがあったように思う(ヴェルナー・パントンに限ったことではなく、その時代に生きたデザイナーなら誰しもそうだろう)。
進歩や未来というキーワードには、どこか現実を越えたイメージが横たわっている。彼のデザインにも現実を越えようとする意志を見ることができる。
そんなデザインが、現実に直面した場面に置かれるとしたら? 現実を受け入れなければならない環境に置かれたら? 現実に沿ったコーディネーションの場に立ち会うことになったら? ...ということを痛烈に感じる例でもある。
デザインは形ではない。
もっとも、一つの椅子を受け入れることで、個人の思索に広がりを与え、新しい空間が生み出されていくこともあるだろうが。

ヴェルナー・パントン(Verner Panton/1926.2.13〜1998.9.5)デンマークのデザイナー、建築家。
1926年デンマーク生まれ。コペンハーゲンの王立美術アカデミーで建築を学ぶ。卒業後、アルネ・ヤコブセンの建築事務所で働き。1955年に独立。1957年に「カードボードハウス」を設計。
ヴェルナー・パントンは、フリッツ・ハンセン、ルイス・ポールセン、トーネット、ハーマンミラー、ヴィトラなどのメーカーのために、多くのデザインを残している。
「パントンチェア」は1967年に発表されている。プラスチックの一体成型というアイデアを実用化し、それに相応しい形態を生み出した。
ヴェルナー・パントンの紹介サイト
http://www.designmuseum.org/design/verner-panton
http://www.vitra.com/en-un/home/designers/verner-panton/



(写真は、ヴィトラ社のサイトのヴェルナー・パントンのコーナーから)
パントン・チェアだけ見ていたら、見えてこないヴェルナー・パントンがいる。
Verner Panton:The Collected Works (Vitra Design Museum)
- 作者:Mathias Remmele
- 出版社/メーカー:Vitra Design Stiftung
- 発売日:2003/01
- メディア:ペーパーバック
![]() Panton Chair | ![]() Panton Chair Classic | ![]() Heart Cone Chair | ![]() Cone Chair |
![]() Amoebe | ![]() Cone Table | ![]() Panthella Table Lamp | ![]() Geometri Carpet |
![]() Classic Pillow-Geometri | ![]() Classic Pillow-Optik | ![]() Bar Boy |

ヴェルナー・パントン...こんな感じの空間が出来上がる。










































